転職エージェントに騙されるな!20代転職者・再就職者へ2つの警告
どうも、最近再就職先が決まったむろまつです。
みなさん転職エージェントの言葉、鵜呑みにしてませんか?
そのままだと非効率な転職活動になってしまうかもしれませんよ。
転職エージェントの目的は、
「あなたを転職先へ内定させること」
そしてその報酬として
「紹介料をもらうこと」
です。
紹介料は大体年収の30%と言われています。
そう、つまり転職エージェントとしては、あなたに早く転職先を決めてもらいたいのです。その為のアドバイスをしてくれますが、考えずそのまま行動すると、
正直、非効率でもったいない転職活動にをすることになりますよ。
僕の体験談から、転職エージェントのこの言葉には騙されてはいけないというポイントをお教えします。
「まずは、なるべく多くエントリーしましょう」
この言葉は、エージェントに登録すれば、ほぼ100%言われると思いますが、
僕は間違いだと思います。自分で考え直して、エントリーする数は絞ったほうがいいです。僕がお世話になったエージェントさんは二人とも親切で、今でもとても感謝していますが、このアドバイスに関しては、正直「騙された」と思っています。
なるべく多くエントリーさせる背景
転職エージェントが「まずは、なるべく多くエントリーしましょう」と言ってくる背景には、以下の理由が考えられます。
・数をたくさん打たせてとにかく内定を取らせたい
・数で時間を縛り、他の転職エージェントに時間を割けないようにする
転職エージェントとしては、やはりあなたに新しい企業に転職してもらって、売上を上げたいという思いがあります。仕事ですからね。
だからこそ、あなたを独占し、かつ素早く結果を出させようとする訳です。
なるべく多くエントリーした方がいい理由は嘘?
僕が「なぜなるべく多くエントリーした方がいいか」とエージェントさんに質問したところ、返ってきた答えは
書類選考突破率の平均値が約10%程だから
多くても30%ぐらいだけど、そんな人はごく稀である
ということでした。
転職が不安な僕は、それなら僕も多くエントリーした方がいいと判断し、実際に転職活動中にエントリーしたのは約100社にも上ります。
転職活動中終わった結果、なんと僕の書類選考突破率はなんと約45%でした。
様々な条件が重なった結果、突破率が高くなったと言えますが、
この結果から、なるべく多くエントリーした方がいい理由は、全員が共通することではないということが言えます。その為、みなさんもこの言葉は真に受けないようにしましょう。
多くエントリーした結果、僕に生じた弊害
約100社にエントリーした僕は、45社の会社から面接に来てと言われました。
正直、忙しすぎました。毎日2〜3社の面接に受けに行く。
面接を受ける前には、志望動機や転職理由も考えないといけない。
結局、面接に来てと言われた企業の中から、さらに企業を選別して面接を受けるという、面倒かつ、大変迷惑な行為を行ってしまいました。
面接って受けるだけで、いつもと違う環境に緊張しますし、さらに見られているという意識もするから、とても精神的に辛い状況でした。その状況を1日に何件も作ってたら、それだけで辛いですし、志望動機を練れずに受けに行くなんてもっと辛いです。だから、何十社も面接に受けに行くのは良くないです。
もっと転職エージェントについて詳しく知りたい方はこちらへどうぞ。
契約社員から正社員に登用される割合は90%です。
この言葉、求人を紹介する時に聞く言葉です。契約社員の求人を紹介する時、やはり求職者が気になるのは「契約社員」という雇用形態です。
そこで、転職エージェントは僕たちを安心させる為に、
「契約社員から正社員に登用される割合は90%と非常に高いです。その為、ご希望の正社員登用というところは真面目に働いていれば、なることができます。」
と伝えてきます。
みなさん、ここでそうなんだ!と納得していてはダメです。
90%の数字の裏側を聞いてみよう
今は、仮に90%と言っていますが、この数字がどう出されているか、実際に聞いてみましょう。
僕の場合、様々な質問をした結果、この90%という数字は、
・契約社員になってから、5年以内に
・売上結果を出して、上司から推薦された人が
・正社員登用試験に合格している割合
でした。
つまり、結果が出せていなくて、かつ5年以内に辞めている人は、この90%という数字の分母には入っていないわけです。
当然、結果が出なくて、試験が受けられない、正社員になれない人は、試験を受けずにまた転職すると考えられます。
しかも、この5年という数字の内訳は知らされていませんが、もしかしたら今後5年間もの期間、契約社員として働くことになるかもしれないということです。
90%という数字の裏側には、こんなカラクリがありました。
また、90%が嘘だと気付かしてくれたのは、Vokersという転職口コミサイトのおかげです。この企業の口コミに、「正社員登用は全員が受けられる訳ではない」という言葉を見つけたからです。とても感謝しています。
契約社員として働く意思があるのか、自分や親に問う
転職エージェントの方は、「とりあえず受けてみてください」と言ってきます。
ですが、とりあえず受けて、内定もらっても、行く気がないのなら、正直無駄な行動になります。
その為、また、自らに問う必要があります。
「何を目的とし、転職活動をしているのか。」
「契約社員と、周りに言えるだろうか。」
その問いを、自分だけでなく、親にもしてみてください。
契約社員でもいい、この企業で働きたい!という思いがあるのならば、
ぜひ、選考に進んでいくべきだと思います。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか。
僕自身、もちろん転職エージェントを利用し、また利用することは有益だとはっきりと言えます。ただ、有益だと判断する僕だからこそ、今回このようなきつい言葉にもなってしまいました。転職エージェント側も騙そうとして行動している訳ではないと思います。
今回気をつけた方がいい言葉は、
「まずは、なるべく多くエントリーしましょう。」
「契約社員のから正社員に登用される割合は90%です。」
でした。
他にも、たくさんの言葉をかけられると思いますが、自分の頭で考えて行動し、疑問があったら、率直にぶつけましょう。あくまで転職エージェントはアドバイザーです。
以上、転職エージェントに騙されるな!20代転職者・再就職者へ2つの警告でした。
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